エステでの脱毛後のケア、なにをすればいいの?
皆様こんにちは。脱毛ラボ 脱毛士の服部です。
脱毛後のホームケアについてのお話をさせて頂きます。
まず、【脱毛後のホームケアって何? 自己処理が面倒だからプロにお任せしたいのに...。自分でも何かやらなければいけないの?】と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、脱毛後のお肌は、皆様が思っていらっしゃるよりもずーとデリケートな状態になっているんですよ。今から理由をご説明いたします。
脱毛後の肌はどんな状態?キーワードは常在菌と弱酸性
私たちのお肌の上には、常在菌といって常に外からくる悪さをする細菌からお肌を守ってくれている、ありがたい菌が存在しているのです。パトロール隊みたいなものです。 ちなみに、この時の肌の状態は弱酸性。悪さをする菌が最も繁殖しにくい状態なんです。
しかし、脱毛することによって一時的ではありますが、肌がアルカリ性に傾きます。そうなるとどうなるか? 細菌が繁殖しやすい状態。かなり無防備な状態になってしまうんです。パトロール隊の常在菌の数も減ってしまうということです。なんと恐ろしい。だからこそ、何もしないわけにはいかないのです。脱毛後は、いち早く元の弱酸性のお肌に戻す必要があるのです。
外側のケアは「保湿」!肌の中に水分を貯め込もう
じゃあ、何をすれば良いかって?
簡単です。
皆さんも、すでにやっていらっしゃる、保湿をすることなんです。
水分をたっぷり入れて、蒸発しないように油分で蓋をするのです。化粧水だけで保湿したつもりになってしまっている方が非常に多いのですが、まったく足りていないのです。想像してみてください。鍋に水を張り、沸騰させる時。蓋を付けずにそのまま沸騰させるのと、蓋をして沸騰させるのとでは、鍋の中の水の減り方が違いますよね? この鍋の中の水というのが、化粧水や元々肌の中にある水分。そして、鍋の蓋がクリームというわけです。
ですので、逆に水を入れずに蓋だけをしても水分不足になってしまうのです。水分と油分が両方混ざり合うことで初めて保湿され、肌本来の弱酸性へとなっていくわけです。
とは言っても、最近は寒い日が続き、空気が乾燥していますよね。肌に塗る外側のケアだけでは追いついていない方も多いのが現状です。
そこで!
外と内のダブルでのケアをお勧め致します。
内側のケアは「ビタミンAとβ-カロチン」で

内側のケアとは、食べ物で肌を潤してしまいましょう、ということです。
その食べものとは、ズバリ、ビタミンAという栄養素を含んだものです。
ビタミンAは肌や粘膜の新陳代謝を正常にし、バリア機能を正常にしてくれる働きがあるのです。さらに、アンチエイジング効果まで期待できるのです。女性にとっては欠かせない栄養素ですよね。
では、具体的にはなにを食べればよいの?
レバー・あなご・あゆ・ぎんだら・すじこ・うなぎ・フォアグラなどなど。なんだか普段は口にしにくい食べ物ばかりが挙がりましたが、卵黄・緑黄色野菜などもビタミンAが含まれています。これなら普段から口にしやすいですよね。
また、初めのうちはビタミンAではないですが、体内に入ることでビタミンAに変わるものもあります。それが、β-カロチン。誰もが1度は聞いたことがあるくらい有名な栄養素ですよね。
β-カロテンを含んだ食材とは、のり類・ぱせり・唐辛子・しそ・モロヘイヤ・わかめ・にんじん・にら・あんず・かぼちゃ・ほうれん草など。これらを食べる事でお肌の生まれ変わりを正常にできるというわけです。
外側からのケアと内側からのケア。ぜひ、両方試して頂き、毛が無くなった後のお肌を、いつまでも美しい状態で保ちたいものですね。